最近は、デジタルが主流、スマホなんかでも絵が描けるようになったのであまりアナログで絵を描かなくなったかもしれない。
それでも私は、らくがき用にクロッキー帳を持っている。
なんでかっていうと、デジタルで下書きができないから。
どうも変になる。だから、クロッキー帳に描く。
クロッキー帳というのは、本来その名の通りクロッキー用(ささっと描くデッサンのようなもの)だけど、学生の頃、美術科の学生はネタ帳にしたり、課題を練るためにいろいろ書いたりしていたものです。
最近、らくがきに水色のシャー芯を使うようになった。
水色で下書きして黒で清書する。
そうすると黒だけで描くよりなんだかうまくなったような気がするのです。
もちろん、道具を変えたからっていきなりうまくなるわけじゃないよね。
だけど、うまくなった気がするというのは大事。
人間変化がないことには飽きるんだよ。
下手だ下手だと思い続けるということは、画力に変化を感じていないということもあると思う。
変化がないから飽きてきているのに、それでも描き続けて苦痛になってた。
趣味はイラストと言いながらも描けないのは、下手だ下手だと思い続けていたからなんだと最近感じています。
だから、気がするだけでもいい。それでやる気が出るのなら。
さて、どうしてうまくなった気がするんだろうか?
黒で下書きすると、うまく消さない限りラフな線が結構残ってしまう。
ざかざかした線が残っていることで、ちょっとプロっぽい感があってそれでもいいかもしれないけど、下手だと思ってたらあんまり意味はない。
対して、水色は色が薄いので、線が残っていても上から黒で清書した線が目立つ。
下書きしてあるから線が綺麗にひける上に、まるで一発で綺麗に描けたように見える。
それゆえにうまく見えるのだと思う。
それに黒だと、何度も修正しようと消しゴムをかけたりしてたら紙が汚くなってしまうが、水色だとどうせ目立たないからとあまり消すこともしないので綺麗なまま。
そういったところもうまく見える点なんだと思う。
そう、何というか、黒で描いていたときより気楽に描けるんだ。
どうせ下書き。見えない。
見えないから雑に描いていいって訳じゃないけど、とにかく気楽になれる。
力が抜けていい感じになるのかもしれない。
デジタルで下書きできないというのも、多分それに尽きる。
なんだかデジタルで描き始めると、はじめからうまく描かなきゃいけない気になってしまう。
身構えてしまう。
それを、ちょっと道具変えるだけでいい感じになるんだったら、それでいいよね。
2017年7月10日月曜日
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