2017年6月29日木曜日

将棋とストーリー作り

最近、将棋が話題ですね。
最年少でプロになった藤井4段がただいま29連勝中…まだまだ伸びそうです。
私は将棋は詳しくないので盤面を見ててもどうなっているのかわかりません。
ルールとか知ってるとより楽しいんだろうなぁ…

さて、将棋を見ていてふと物語の作り方について考えました。
ストーリーの作り方は将棋と似ている…なんてふと思ったのです。
どういうことかというと、将棋って駒ごとにそれぞれできることが決まってるじゃないですか。
歩は前にしか進めないとか。
それらを駆使して王将を取りに行くのが将棋、ですよね。
じゃあ、どのあたりがストーリーの作り方と似ているのかというと…
将棋の駒を、登場するキャラクターと捉えてみましょう。
様々なキャラクターを登場させ、活躍させ、そして目的にたどり着く…似てませんか?

「オレたちはゲームの駒なんかじゃない!」

そんなセリフもありますね。キャラクターという一つの人格をゲームの駒として扱うのはいかがなものか、なんて思うかもしれません。
でも、将棋の駒で考えてみましょう。
将棋の駒にはそれぞれできる動き、役割があります。
その動きを理解し、何ができるのかを理解することはゲームをするうえで重要です。
ルールもわからないままにやっていたら、どう動かしたらいいのかだってわからないのです。
それをキャラクターに当てはめてみます。
キャラクターにもそれぞれ役割だったり、性格だったり、いろんな設定がありますよね。
それらを理解することで、どのキャラクターに動いてもらうのが今の場面で効果的なのか、ストーリーを進めるうえでそのキャラがとるべき行動がわかるのです。
よく、キャラクターが勝手に動き出したなんていう作家さんいるじゃないですか。
こういうことだと思うんです。
キャラクターを理解したからこそ、自分の考えていたこととは違う行動が出てくる。

原作つきアニメなんかでこれは違う!と思ってしまうのは、多分、性格だったり役割だったりを理解しきれていないせいなんじゃないかなと思います。
一時期キャラクターをツンデレだったりそういう枠に当てはめたのがすごく流行ったじゃないですか(今もかな?)
キャラクターを分析して、そういう性格なんだなと自分で当てはめるならいいんですが、作り手が、このキャラクターは世間ではツンデレと言われてるんだと聞いただけで作ったのとではだいぶ違うと思うんですよね。
自分で当てはめた方は、自分が理解しているツンデレと同じだからツンデレに当てはめたわけなんですが、世間でそういってるからというツンデレに当てはめた方は実は自分が理解していたツンデレとは違う可能性がある。
一度、自分でちゃんと理解する必要があるんですよね。
最近は二次創作メインでやってるんで特にそれを意識します。

駒の動きを知ることで、それぞれを活躍させられるように、自分もキャラクターを理解して活躍させられたらいいなと思います。

そういえば、活躍の仕方で思いだした話があります。
ある作品の続編で、冒険したある土地を舞台にしていた作品なんですが、登場キャラクターの一人に以前その土地に災いをもたらしたキャラクターの家族がいたんです。
ところが、そこには全く触れず、相手のキャラクターがその災いをもたらしたキャラのせいで死んでしまったにもかかわらず、今も自分を見守っていてくれる大事な家族として出してきたんですよね。
全く使い方がなってない、そう思ったのを思い出しました。
しっかり練られる時間があるといいのにねぇ。

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