2017年9月9日土曜日

「存在意義」というネタ

ニュースアプリを見ていたら、コメント欄で「レゾンデートル」なる単語を見つけた。
なんだそりゃ?と思ってググったら、存在意義という意味のフランス語だとか。
なんですぐに横文字を使いたくなるのか…と思いつつも、存在意義という意味に惹かれた。

何度か書いているが、私は「死にネタ」が好きだ。
とはいえ、別に悲惨な、グロテスクな、そんな死に様を見たいわけではなかった。
海外のホラー映画のような痛い死に方は、見ていられなくて目をそらしてしまう。
何が好きなのかといえば、人が死ぬということの前後でおこる、人間模様が好きなのだ。
何気ない日常から突然永遠に失われてしまう、それを引き起こす死という現象。
それに相対したとき、どういう行動を起こすのか。
それが見たいのだ。

ある意味でそれは、「存在意義」について描くということなのではないかと思ったのだ。
失ったからこそわかる「存在意義」というものを、他人の目を通して書いていく。
「死にネタ」ってそういうものなんじゃないかと思う。
もちろん、全てではないけれど。

こういうネタについて考えるのは、どうも最近描きたいものが見えてこなかったから。
描きたい場面、描きたいキャラ、そういうのはあっても、どうにもまとまらない。
話が散らかってしまう。
そうしたとき、テーマとなるネタがあると締まる。
必要な描写とそうでない描写を取捨選択できる。
テーマや伝えたいことが必要なのは、その取捨選択をするためなのだ。

「死にネタ」が好きでも、さすがにすべて死にネタにして描きたいわけじゃない。
平凡な日常のことだって描きたい。
けれど、その日常を描くのに伝えたいことがない。
そうすると、いったい何を描いているのかわからなくて迷走する。
そういう時、もっと、広い意味で描きたいこと、伝えたいことがあった方がいいと思ったのだ。
そうしたとき「存在意義」という単語は、一つの答えになった気がする。

ヒントっていろんなところに落ちてるんだと感じた。
やっぱりいろんなモノを見ている方がいい。

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