2017年5月19日金曜日

「聖闘士星矢」がハリウッドで実写化!?

ニュースを眺めていたらこんな文字が…

「聖闘士星矢」がハリウッドで実写映画化!原作・車田正美「かつてないプロジェクト」

遠い昔にSMAPがミュージカルをやっていたのは、数年前SMAP自身が番組で言ってたりしてたわけですが(検索すると当時の写真もあったり)
あと実写化とは直接関係ないですが、2010年版の「タイタンの戦い」に出てくる神々がもとの作品ではそんな恰好してないのに鎧をまとっているのは監督が聖闘士星矢のファンだったからということで車田正美先生がポスター描いてたりなんて話もありました。
実写化となるとあんな感じになるのでしょうか?
とはいえ、よく読んでみると作るは東映と中国の会社の合同で監督さんはポーランドの方だとか。
海外で人気だとはよく聞くんですが、だったら外人から見た星矢ってどんな感じなんだろうとは思うので、これが一つの答えになるのかもしれません。

そういえば、原作者が「かつてないプロジェクト」と言ってますが、車田正美先生はだいたいCG映画にしても朝っぱらにやってた続編アニメにもだいたいこういう感じのコメントを出しているので、本当に期待しているかどうかは一読者には謎です。
ただ、気に入ると自分の作品に取り込んだりするし、エピソードGという他の作家さんが描いた派生作品があったんですが、その作者にはぜひもう一度とまた今エピソードGAという漫画を描いてもらったりしているんで、好みははっきりしていますし、インタビューなんか見てますと、提案する側が原作寄りの提案をすると、もっと自由にやっていいよって言ってるらしいので、まあ、何というか守りたいイメージははっきりしつつも、そこさえ逸脱していなければ、ぶっ壊しにかかっても構わんぐらいの人なんだなという印象はあります。
私としても、これは個人的な意見ですが、原作の設定を大事にしすぎて守りに入ってる作品より、聖闘士星矢としてのラインを守りつつぶっ壊しにかかってる作品の方が読んでて面白いんですよね。
ぶっ壊しにかかってるというとなんかあれなんだけど、作家性を色濃く反映しているというかなんというか。

エピソードGをはじめて読んだとき、すごく衝撃的だったんですよね。
絵にすごい癖があるし、車田正美先生の描くものとはだいぶタイプが違う作家さんなのに、一巻を読んでみて、これ、聖闘士星矢だよと思った瞬間がすごい衝撃でした。
NDという原作者自ら描いてる続編があるんですけど、あれなんか読んでると、こりゃ車田先生にしか描けんわと思うから余計に思うんです。
何もかも違う気がするのに聖闘士星矢。
ビックリしました。
だから、逆に先生が求めているのはこういうことなのかなとも思ったのです。
同じものは生きてきたバックボーンが違う以上描けない。
その代わりに、君が作品から読み取った君の聖闘士星矢を描けばいい。
そういう風に思ってるんじゃないかなと勝手に考えています。
その方が多分先生も面白い。
だって、自分の考えをトレースされても、それじゃ自分の想像の範囲内の作品しか見れないんですよね。
そこで、トレースしてきたのに微妙な違いがあると、そうじゃないんだけどなぁと思ってしまう。
自分とは違う何かを見せてほしい。
刺激してほしい。
もちろん、譲れない部分もある。そこは、ダメだっていう。
こうも、まあ、いろんな展開があるのは、作者が寛大というか好きにしてくれ、でもここは譲れないとはっきりしてるからなのかなと思いました。

さて、実写化どうなるのでしょうか?
多分早くても数年先にはなるでしょうから、それまで楽しみにしています。

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