2017年2月9日木曜日

好きなものは偶然に出会いたい

流行は追わない

漫画やアニメ、ゲームに置いて何においても選ぶ方法は偶然の出会いというのを大事にしている。
子供の頃にはもちろん周りで流行っているものだってやってみた。
あのころはポケモンが流行っていた。
もちろん私も遊んだ。
ミニ四駆も、ベイブレードもやった。好きだった。
流行を追わなくなったのはいつ頃だっただろう。
ファッションの流行というのは、こういうのを流行らせようとすでに決まっていると聞いたころからか。
実生活でアニメや漫画に触れることが少なくなっていたときに、テレビでこんな作品が流行っていますと言われても、子供の頃にポケモンが流行っていたときと違って実感が伴わなくなってきたころか。
多分、流行が誰かの恣意的なものとしか思えなくなったからだと思う。
趣味で好きなものぐらい自分で選びたかった。

偶然に出会った「牧場物語2」

偶然の出会いを大事にしたい、もう一つの理由は偶然に出会った作品がとても思い出深い作品だったこともある。
子供の頃、ゲーム誌をたまに買っていた。
たまに、なのは近所に本屋などなく、つれて行って貰った時にだけ買っていたからだ。
そしてたまたま手に取った雑誌に紹介されていたのが、「牧場物語2」というゲームだった。
そのゲームには女の子たちと仲良くなって結婚できるシステムがあったのだが、雑誌で仲良くなる過程を日記風にして紹介していたのを読んだとき、なぜか無性に欲しくなった。
そして、たまたまもらった臨時収入をそのゲームに使ったのだ。

ハマった。
親がでかけているときを狙って、昼ご飯を食べることもやめて一日中遊んでいたときもある。
そんな思い出が偶然に出会うことを求めさせるのだ。

アンケートに答えたら送られてきた体験版「バテンカイトス」

当時「テイルズオブデスティニー2」というゲームが発売されていた。
ちょうどそのころ、以前からテイルズシリーズをやっていた同級生が同じ美術部に入っていた。
文化祭で配るしおりに好きな絵を描くことになって、テイルズのゲームの取説を持ってきていた。
それが多分はじめて知ったところだ。
ゲームが好きなのだけど、私は任天堂のハードのゲームばかりやっていたのでそのころはPS系で出ていたテイルズシリーズを知らなかったのだ。
ちょうど同じころ、GCにテイルズシリーズを出すと言ってインタビューを受けた記事が載ることになり、だんだんやりたくなってきた。
それで、ちょうど出たばかりのテイルズオブデスティニー2をやったのである。
(2からでも気にしなかったのは牧場物語2が牧場物語をやっていなくても問題なかったからだろう)
今はネットでのアンケートが主流だが、当時はパッケージにアンケートはがきが同封されていた。
何かグッズがもらえると書いてあったのだと思う。
それならとハガキを送った。
それで送られてきたのが「バテンカイトス」というゲームの体験版だった。
雑誌で読んでタイトルは知っていたが、癖のある感じのキャラデザに苦手意識があったのとカードゲームっぽいシステムがよくわからなくて、買うつもりはなかった。
でも、せっかくもらった体験版。やらない理由はなかった。

そして、結局発売日に買うことになる。
クリアするのには9年ぐらいかかったが。
(途中で詰まってそこで断念。数年ののち、何となく今ならクリアできると思いたって再開してクリアした)
体験版をやっていなかったら、よくわからないままだったカードゲーム風の戦闘がかなり面白かった。
また、時間経過に応じて手持ちのカードに変化があることが面白い。
バナナが腐って行ったり、花束が枯れてしまったり。
卵がニワトリに、桃からいつの間にか桃太郎が生まれていたり。
変化が楽しかった。
自分で変化させることもできるが、狙っていくにはカードがランダムに出てくるから大変だ。
でも、例えばキュウリと蜂蜜を組み合わせたら…?なんてやってみてメロンができたら達成感があった。
とにかく、デッキに入れるカードの組み合わせで、いかにランダムに出てくるカードをコントロールできるか?いかにコンボを狙えるか?考えるのがとても楽しかった。

読んでいた雑誌で見つけた「絢爛たるグランドセーヌ」「AIの遺電子」

今も買っているチャンピオンREDという雑誌に連載されているバレエ漫画、それが「絢爛たるグランドセーヌ」
聖闘士星矢という作品にハマって、それで新しい派生作品がはじまるから(アニメ化が発表されているセインティア翔のこと)その前に読み切りを載せるということで買った雑誌に、一話が載っていたのが出会いでした。
バレエなんてやったことはありませんし、見たこともありません。
でも、私は雑誌に載っている作品はとりあえず一通り目を通すようにしてるので、この作品も読みました。
そして、もちろん星矢の派生も楽しみにしてるんですけど、この作品も毎月楽しみにするようになりました。
絵を描くということをしていたせいもあるのでしょう。
バレエと絵の違いはあれど、表現するということに真摯に立ち向かう主人公の姿に、表現することの意味とかそういうものを感じました。

同じく聖闘士星矢の続編を読むために買ったチャンピオンに載っていた「AIの遺電子」も面白い。
一話完結で、SFなんだけどそういう知識も前後のつながりもわからなくても面白い。
考えさせてくれる作品というのはいいものです。
すっきり終わるのもいいけれど、なんで?という部分があるとその作品について考える時間が長くなる。
長くなるとその分心に残るわけです。

好きなものには偶然出会いたい

最近の作品は偶然出会おうにもなんか長さが足りないというかなんというか。
ドラマも海外ドラマをよく見るようになったのは、日本に入ってくる海外ドラマってだいたい人気作ゆえにすでにシーズン2、3あったりして、それにシーズン1も2クールぶんぐらいあって、たまたま気が付いてみても残り話数が結構まだあったりする。
アニメにしてもドラマにしても、初めから興味があって録画なりなんなりしてないと後で見返すのも難しいんですよね。
と、思うと逆に初めから見る気がなくなるというか…
昔は、テレビで無料で見られるからこそアニメもたくさん見てたんですが、最近は漫画の方がよく見ますね。
もちろん連載作品は打ち切りとかもあるけど、そういうのは気にしません。基本的に雑誌読まなくて単行本で買うので。
じゃあ、ジャケ買いするのかというとそうでもない。
どこで選ぶのかというと、ゲーム雑誌とかまた読まない人はお堅いイメージしかないのかもしれないけど新聞とかエンタメ情報として漫画も載ってたりするんですよね。
そこの紹介記事を読んで面白そうと思った作品を買ったりします。
「放課後のカリスマ」という作品は紹介記事を読んで買いました。
ラストへの展開、終わりにちょっと不満がありますがかねがね面白かったです。

偶然に出会いたいから知ってる作品は少ないけど、他人と共有できないことが寂しい時もあるけど、でも、それでも楽しいものは楽しい。

「マジカルバケーション」という作品がありました。
魔法学校に通う生徒たちの冒険のお話です。
当時まだ小学生か中学生ぐらいで、皆がやってるゲームってFFとかDQとかそういう人気のゲームでした。
だから、好きなのに、面白いのに誰も話し相手にはできないんですよ。
こういうゲームが好きだという話はできても、内容については共有できない。
そんな寂しさを紛らわせてくれたのはネットとゲーム雑誌でした。
ネットで探せば同じゲームが好きな人がいる。
それが嬉しかった。
ゲーム雑誌の方はちょっと特殊でして、任天堂系の雑誌なんだけどPSとかセガとか、はたまた全然ゲームと関係ない話題さえも許される読者投稿欄があって、その自由さに癒されていました。
同じじゃなくていい、決められ枠なんてない。

多分流行を追いたくないのは、そういうものに同調圧力みたいなものを感じちゃう部分もあるのかもしれません。
趣味ぐらい、好きなようにしたい。

偶然の出会いを楽しんでみませんか?

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