2017年10月3日火曜日

2から5へ

私は、漫画とかアニメ、ゲームの感想を眺めるためによく「2ちゃんねる」を見ていた。
先日も、新しい情報にどんな反応があるだろうと眺めていたら、ふと画面左上の表記に目がいった。

あれ?5ちゃんねる?

「2ちゃんねる」を見ていたはずなのに、5ちゃんねると書いてある。
いったい、なぜ?…とは思ったものの、反応が見たかったので気にしないで、そのまま眺めていた。

「2ちゃんねるが5chになっててビビった」 動物キャラが「2」を蹴って「5」にする動画も

そうこうしているうちに、yahooニュースでこんな記事が。
経緯よりなにより、アンダーグラウンドなイメージだった2ちゃんの、一般人からしてみれば名前が変わっただけのことがニュースになるなんて思いもしなかったというのが、感想だ。
まあ、2ちゃんねると言わないまでも、匿名掲示板とニュースで言われたり、もう10年以上前に「電車男」という作品で注目されたりもしたから、思うほどアンダーグラウンドでもなかったのだろうけれど。
今やSNSが主流だし、昔ほどにぎわってはいない…のかな?
昔がよくわからないから何とも言えないけど、数年前と比べるとレスポンスが遅い気がする。

私が2ちゃんを見ている理由

SNSが主流だと言ったけど、それでも私は2ちゃんを作品の感想や新作情報を得るために使っている。
Twitterでやればいいじゃないと思うかもしれないけど、2ちゃんの方が楽なのだ。

検索すれば感想がたくさん出てくるだろうって?
感想がたくさん出てくればいいというものじゃない。
脈絡なく話された感想は、大量にあるとみていて疲れる。
アカウント名なんかも引っかかるから、関係ない話も出てくる。
2ちゃんだと、掲示板だから一つのテーマについて話されているし、なにより、前の話を受けて話が続いていく。
流れがちゃんとわかりやすい。
だから、疲れない。
SNSをさかのぼるのは途中で嫌になるのに、2ちゃんの過去ログをさかのぼるのは気がついたらもうこんな時間!?でも、あともう少し…なんてやってしまう。

以前、今もあるんだろうけどSNS疲れなんて言われていた。
それはネット上の人づきあいとか、そういうものから来ているのだろうけど、多分情報の流れ方にも理由があるのだと思う。
前後の脈略なく流れていく大量の情報。
Twitterならば、一つはたったの140字以内。
それでも、たくさん集まれば目が疲れる。
短いゆえに、文字にならない、隠された情報を頭で思いめぐらすのに疲れる。
激しい運動すれば疲れる。それは、見た目にだってわかりやすい。
でも、頭を使うことだって疲れるのだ。
それを、人は軽視している気がする。
常に誰かを気にしていなければいけないというのは、常に頭を使っている状態なのだ。
常に何かについて考えて疲れているものだから、意見は目で見た受け売りにしかならなくなる。
だって、考える体力を失っているから。
だから、疲れるのだと思う。

常につながらない世界

2ちゃんはその場にいる時だけのつながり。
そこを出れば、それぞれの生活があり、それぞれの役割がある。
ただただ、あれが好き、これが好き、それだけで集まった人たちのひと時のつながり。
SNSだってそういうところだろ?と思う人もいるだろうけど、例えば、「インスタ映え」
インスタに投稿するための写真を撮ろうと旅行したりする。
2ちゃんだと、2ちゃんに投稿するためにアニメ見てゲームやって…なんて人はいないだろう。
(まあ、いないことはないんだけど…)
だから緩いし、軽い。
その気楽さも必要だと思う。
ずっとそばにいられたらうっとおしい日だってあるはずなのに、現代はだんだんそれをできなくしていく。

緩く、軽く。

2ちゃんに入り浸る以前は、ゲーム雑誌が私の好きな場所だった。
月に一回、常連さんたちの投稿を眺めながら、自分もそこに投稿して。
来月は載るかな、来月はどんな投稿があるかな。
そんなことを思いながら待ったものだ。
互いに面識はもちろんない。
ただ、投稿で知っているだけ。
そんな緩く、軽いつながりも大事だと思う。
つながり方も、自分で選ばなければいけない時代なのかもしれない。
めんどくさいけど、心地よい世界を選べるのならそれもそれでいいのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿

やる気とメンタルと体調

 やる気というのは意外と体調に影響を受ける。 いや、考えてみれば当たり前だった。だって、風邪をひいてる時に、よし!何かを始めよう!なんて気にはならない。病気の時なら簡単に気が付くのに、例えばちょっと疲れてるとかそんなときはわからないものだ。 メンタルも疲れてる時は駄々落ちする。人...